卒論配属を控えた皆さんへ
水野研究室のホームページを閲覧いただき、ありがとうございます。本ページは、主にプレ配属を控えた学部3年生の皆さんへの情報提供を目的としています。電子情報システムEP内には魅力的で多種多様な研究室がありますので、どの研究室で卒論研究を行うか迷っていることでしょう。特に、水野研究室は2020年4月に発足した比較的新しい研究室ですので、配属されることに不安を感じるのは当然のことです。ここでは、そのような皆さんの不安を払拭できればと思い、水野研究室の運営方針などの情報を Q&A 形式でお届けします。
教員や研究室生活について
教員の経歴は? 東京大学で博士号を取得後、東京工業大学で10年間を研究員・助教として過ごし、2020年4月に横浜国立大学の准教授に着任しました。研究室自体は新しくスタートしたものの、教員の学生指導歴が短いわけではありません。
教員の目指す研究室像は? 世界最先端の研究成果を継続的に発信し続け、日本を代表する光計測技術・光ファイバセンサの研究開発拠点にしたいと思っています。一方で、学生の皆さんにとって居心地の良い、平和な研究室をつくりたいとも思っています。
コアタイムは? さしあたり、特に定めません。ただし、各自のペースで着実に研究を進めてください。
アルバイトは? アルバイトを通じていろいろなことを学ぶことも大切ですので、研究に悪影響が出ない限りは特に制限しません。
院試の勉強時間は? 進学のために大学院入試(筆記試験)を受験する場合には、十分な勉強時間が確保されるように配慮します。
研究室内の情報交換は? メールのやりとりを減らすため、全体連絡・個別連絡ともに、Slack に集約しています。
研究室イベントは? 各種飲み会や研究室旅行など、皆さんと相談して行いたいと思っています。コロナウイルス感染拡大の影響で自粛が続いていましたが、ようやく許される雰囲気になってきました。
卒業後の進路は? これまでのところ、卒業生の大多数が自主的に博士課程前期に進学しています。進学後の就職先については大学院進学者向けのページをご覧ください。
研究活動について
ゼミは? 週に1回(2023年度は金曜日午後)、英語または日本語で、数名の学生に研究の進捗について発表してもらいます。また、教員あるいは先輩から、研究の進め方や光学技術に関する基本事項の講義があります。ときには、学会発表の練習をすることもあります。毎回、全員が必ず発言し、議論に参加できるようにします。コロナ禍はオンラインで開催していましたが、現在では対面で開催しています。
研究テーマの決め方は? 教員から候補を提示しますが、皆さん独自の提案も歓迎します。得意分野や興味に応じて、よく相談し、納得してから研究テーマを決定してもらいます。がんばってもなかなか思うような成果が得られないときは、相談の末、途中で研究テーマを変えることもあり得ます。また、本人の希望により、複数のテーマを推進している学生もいます(本テーマに支障が出ない範囲で)。
予備知識は? 特にありません。配属後に、ゼミとは別に週1回開かれる「勉強会」にて、教員や先輩が研究に必要な基本知識を一通り講義します。
英語力は? 現時点での英語力は問いませんが、研究を進める上で英語力は必要不可欠です。配属後、本人の希望に応じて、教員が直接指導します。
研究指導者は? 教員や先輩による指導に加えて、共同研究先の研究者・院生にも皆さんの指導を手伝ってもらっています。学部4年生も学部3年生の指導に携わります。
共同研究は? 国内外の多数の研究機関・企業と共同研究を進めています。これまでに、東京大学、東京工業大学、東京農工大学、慶応義塾大学、東京都立大学、立命館大学、芝浦工業大学、豊橋技術科学大学、秋田県立大学、物質・材料研究機構、土木研究所、株式会社オキサイド、横河電機株式会社、沖電気工業株式会社、AGC株式会社、旭化成株式会社、株式会社フジクラ、住友電気工業株式会社、東レ株式会社、ドイツ連邦材料試験研究所、キプロス工科大学、韓国中央大学校、ブラジル エスピリトサント連邦大学、ポルトガル アヴェイロ大学、ポルトガル リスボン大学、チリ フェデリコサンタマリア工科大学、DiGOS Potsdam GmbH、Lumoscribe Ltd などと共同研究を行いました(一部は現在も進行中)。共同研究は実践的なテーマも多く魅力的ですが、その分責任をもって取り組む必要があります。
学会発表は? 国内外問わず、積極的な発表を期待しています(プレ配属直後からがんばって、3年生のうちに学会発表をした先輩もいます)。発表練習は、ゼミの一環としてみっちり行います。国際会議での英語発表の場合は、特に綿密に指導します。質の高い発表を準備するのは大変ですが、大きく成長できるチャンスでもあります。
なお、2023年秋の学部3年生のプレ配属では、4名を受け入れました。2024年秋のプレ配属の受け入れ人数も4名程度です。質問などあれば、遠慮なく水野准教授まで、まずはメールでご連絡ください。研究室見学も随時受け付けています。